いいの

2004年11月29日 読書
数学の真理は、道なき道の果てに、誰にも知られずそっと潜んでいる。しかもその場所は頂上とは限らない。切り立った崖の岩間かもしれないし、谷底かもしれない。

そう、まさに発見だ。発明じゃない。自分が生まれるずっと以前から、誰にも気付かれずにそこに存在している定理を、掘り起こすんだ。神の手帳にだけ記されている真理を、一行ずつ、書き写してゆくようなものだ。その手帳がどこにあって、いつ開かれているのか、誰にも分からない。

分からないのは恥ではなく、新たな真理への道標だった。


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